2012年1月26日木曜日

いい加減、本格的に着手します、シベリウス…

こんにちは。千葉です。

先ほどTwitterで知ったのですが、フィンランドのマエストロ、パーヴォ・ベルグルンドが亡くなられたそうです。1929年の生まれということですから80歳超えの逝去、大往生なるかと存じます。お疲れ様でした、そして数々の録音をありがとうございます。合掌。


と、御礼だけ申し上げてこの文を終われればどれだけ気が楽か。この数年、シベリウスの交響曲について自分なりのまとめをする、と言ったのはいいけれどなかなか作品との距離が縮まらず、書きあぐねたままに何年かが過ぎてしまっておりました。その点、いささか少なからぬ負い目のようなものを感じてしまっています。特に頼まれたりしたわけじゃないですし、マエストロは自身をシベリウスのスペシャリストだと考えていらっしゃらなかったようですから、これは千葉のかってな思い込み、なのですけれど…

さすがに数年にわたって断続的に聴いているうち、そしてその中で何冊かの本にあたったりする中でようやくそろそろ行けそうかな、と思い始めたところでの訃報ですので、こうして書いている今もなんとも申し訳ないような変な感覚に囚われています…

そろそろ行けそうに思えていた、というのは、もちろん曲についてのイメージが掴めてきたように思えることが大きいのですが、加えてちょうどこの盤が復刻されたこと、もあるんです。好機到来、かなと。

Paavo Berglund/シベリウス: 交響曲全集 [WQCC-270]


この盤を店頭でも見かけるようになって。「そろそろ書けよ」と背中を押されたようにも思っていましたから、今が時、なのでしょう。これ以上の先送りはいたしません、今年は命さえあれば(割と冗談ではなく…)何があってもシベリウスの交響曲についての自分なりの見取りを書くことにいたします。もちろん、パーヴォ・ベルグルンドの録音も織りまぜつつ。

以上本日はこれにて。ではまた。

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