2015年2月7日土曜日

新年おめでとうございます(ようやく言えた)

こんにちは。千葉です。

某、日々思うこと考えることがいちいち反時代的と申しますか、「こう考えるべきだよね」というメディアやSNSから漂う雰囲気に合わないと自分でもわかるものだから、極稀にしか文章を書けなくなっております。ああ、ついに本当の理由を書いてしまいました(笑)。でももう限界なので、近くその辺の話をします。

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今日はとりあえず、いつもの月課(…そんな言葉あるのかな)、公共放送様の尊敬できる番組の一つであるところのプレミアムシアター、2月の予定のご案内ですよ。※

※経営委員の正気が心配であろうと、会長が報道というものをまったく理解していない(結果、看板のニュースがことごとく報道として機能しない)状態であろうと、文化系はいい仕事をしてくれていると感じていますので(実は問題が目立たないけど、スポーツがそうとう怪しいと数年前から感じてる)、このようなおべんちゃらっぽいことをあえてさくっと書きましたよ。最近はこういう前置きを省くと「敵の味方か!」とか怒られるらしいんで(嫌味)。
「平清盛」以降の大河ドラマや(その後何年かのものは千葉の好みの問題なんですけど、今年のあれ、どうするんだろう…)、たとえばサンデル先生は微妙だけど(千葉は関与の度合いはどうあれ、CSISの名簿に名前が載るようなひとを信用できません)、ピケティ先生の企画はナイスだと思いますしね。映画のチョイスなんかもそう。こういう是々非々ができるだけでも文化系、がんばってるんですよきっと。お願いだから信用させてほしい、という千葉の抜きがたい願望が入っている可能性は否めませんけど。

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●2月9日(月)【2月8日(日)深夜】午前0時~4時25分

・英国ロイヤル・バレエ公演
『ウィンターズ・テイル』【5.1chサラウンド】
『不思議の国のアリス』【5.1chサラウンド】

最近、ながら見を許してくれないという理由で(最近は本の消化がたいへんなんです、図書館でつい借りすぎてしまうタイプなので)バレエを見るのが困難な千葉ですから、この回の放送については踏み込んだコメントができませぬ、すみません。
同じスタッフによる新作バレエ、2011年の「不思議の国のアリス」(再放送)と、シェイクスピアの「冬物語」による2014年の「ウィンターズ・テイル」、だそうですよ。ライヴヴューイングも行われたもの、かな?



なお、この回は冒頭に2月、3月のラインナップ紹介がありますので、そちらだけでもぜひ(ここのまとめが不要になる利敵行為←いやいやせめて塩を送るくらいに…)。

●2月16日(月)【2月15日(日)深夜】午前0時~4時

・ドレスデン国立管弦楽団のジルヴェスター・コンサート2014
・ティーレマン&ドレスデン国立管弦楽団 ブラームス・ツィクルス第3弾

この週はティーレマンが好きな方には喜ばしい回、になるのかしら。
前半はここ数年、この枠でも定番化しているドレスデン・シュターツカペレのジルヴェスター、ようやく2014年の大晦日公演なのですけれど。オペレッタなど軽めの演目を取り上げるのが個人的にはあまりピンときませんで。どうなのかと。去年のフレミングとか、もったいないなあとしか言いようもなくて。また、ティーレマンのスタイルと以下自重(あまり聴いてないし、ティーレマン)。

でも今年は録画するような気がします、カールマンの「チャールダーシュの女王」について特に思うところはないのだけれど(すみません、オペレッタにまで手が回らないもので…)、ソリストがアンナ・ネトレプコにファン・ディエゴ・フローレスなのですもの。フローレス、また会場で聴きたいなあ…(超望遠)


後半は再放送、ティーレマン&ドレスデン国立管弦楽団のブラームス・ツィクルスからピアノ協奏曲と交響曲のそれぞれ第二番で、ピアノ独奏はマウリツィオ・ポリーニです。このコンビでCDもリリースされてますね。




●2月23日(月)【2月22日(日)深夜】午前0時~4時

・ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2014
・ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート2008

嗚呼!放送ないのかと何かを呪いかけていましたよ!これで千葉にも、ついに待望の2014年大晦日がやってきます!
という冗談はさておいて(え?本気だと思ってた←俺もおれも)、ようやく放送されるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の2014年ジルヴェスター・コンサートですよ皆さん。よかった放送のお決まりから削られてなくて。はあ(心底の安堵)。

ラモーにモーツァルトにコダーイ、ってプログラムの並びについては聴いてみないとどうこう言えないっす(笑)、と、思考停止する前にちょっとだけ書くならば(ならボケるな)。
ラモーについては昨年が没後250年のアニヴァーサリーで、1993年に客演した若きサイモンが取り上げていたのもファンならご存知でしょう。今のフィルハーモニーならどういうアプローチでも演奏できてしまいそうなので、聴く前にどうこうは言いにくいんですよ実に。
モーツァルトは何よりピアニストに1923年生まれのメナハム・プレスラーを迎えたのが注目ですね。ラトルはモーツァルト、それほど多く演奏していない印象がありますけれど(長かったバーミンガム市交響楽団時代にも「コジ・ファン・トゥッテ」しかない、それも啓蒙主義時代管弦楽団との録音)、2013年の夏に最後の三つの交響曲を取り上げたことなども併せ考えるなら、そろそろ何かやってくれるのかも。わくわく(あくまでファン感情です)。
コダーイはとくにアニヴァーサリーでもなければ、ラトルのレパートリー的にどうこうも言いにくい(ハンガリーの20世紀ものならバルトーク、ですね彼の場合)。ま、ここはひとつ黙って聴いてみましょうよ!(説明放棄)

最後投げちゃいましたがファンの願いはいつもただ一つ、何かしら刺激的な公演でありますように、なのです。ああ、新年がいい年になるといいなあ…(いろいろ現実逃避)



後半はけっこうさかのぼって2008年のヨーロッパ・コンサートの再放送。このコンサート、千葉はDVDを持っているのだけれど、これってもしかして録画したほうが画質音質とも上になっちゃうのでは…(笑)
モスクワ音楽院のホールがデッドな音響なのに(聴いてすぐわかるレヴェル)、それを苦にしないベルリン・フィルの技量たるや。ブルッフのソリストにレーピンも出ますよ。ぜひ。
と言いつつ、DVDを買ったのはレーピンでもベートーヴェンでもなく、ストラヴィンスキー目当てでした。はい千葉はそういう人です。


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なんというか、文量で千葉の嗜好がまるわかりというアレな気配が漂いますがそこはご容赦のほど。

また、これはもう明日になるのだけれどEテレの看板番組(またか)「けっこうN響アワー」ことクラシック音楽館、デュトワ指揮する「ペレアスとメリザンド」全曲ですよ。21時から23時50分までの拡大放送!ヤッターヤッター(「夜ノヤッターマン」、面白いですよ←最後まで言わないスタイル)。こっちもぜひ。

ということで本日はこれにて。ではまた。

※なお、冒頭の「もう書きますわ」というのはこっちじゃないブログ(休眠中)の方かも。です。