2016年2月2日火曜日

ヤナーチェク月間、始まるよ~

こんにちは。千葉です。

たまには前ふり書こうかな。といっても、最近はまともにニュースとか見ていないもので、ツッコミようがないってのが正直なところでもあるんですよ。一昨年のままで放置してる向こうのブログが昨年は一年有効でしたから、そのうち何か書いておきましょうかね、せめて半年くらいは保ちそうな奴(笑)。

冗談はさておいて。ご存知のとおり(ということにしてください)、最近は「SPICE」に寄稿してます。そこで書いてるものと、ここで書くものが同じでは書いているこちらも面白くないし、読んでいただく方に二度も似たようなものを読ませるのはさすがに気が引ける。そう思うと余計に書きにくいので、アイディアがないとこっちも書きにくい(ちなみにTwitterは見ていますが、あまり書く気が起きません。そっちの理由は時事ネタの問題と似てるんですけどね)。でも文字通りの諸般の事情で向こうに書けるはずのお題が千葉的には手付かずになることがあります。そういうものをここに書き残しておくことは、きっと意味があったり、ほんの少しは誰かの役に立てるかもしれない。

このくらい言い訳すると、なんとかここも再起動できそうな気がします(笑)。手のつけられる範囲で、がんばります(島村さん風←サイボーグではなく)。

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さて、記事のタイトルに書きましたとおり、この2月はヤナーチェク月間です。向こうにもいろいろ書きます。っていうか、今日のうちに書き上げるはずの記事もあったのですが、ひとつ急ぎの速報が入ってしまって、今もメモを前に苦難呻吟していますよ。テレビでは「おそ松さん」やってますけど。どうしてでしょう、着手はもっと早い時間だったのに……

と、ボケるのも言い訳にも飽きました(それを言うな)、本題です。



何故2月がヤナーチェク月間であるか、といえば新国立劇場がこのプロダクションを上演するからです。そしてヤナーチェクの「イェヌーファ」、2月28日(日)が初日です。なので、この一ヶ月間は「イェヌーファ」を味わいつくすためにあれやこれやと学習するし、そのための情報提供をしますよ。一月もあればSPICEの方も含めていろいろな話ができるはず、今日はこれ以上の前ふりはいたしません(もう「おそ松さん」も終わったし←おい)。

実は今日の本題は至ってシンプル。
今日2月2日にヤナーチェクの生涯を描いた映画を、新国立劇場の中劇場で、昼夜の二回上映しますよ、というご案内です。時間は14:00、19:00の二回、入場は無料。詳しくはリンク先にてご確認あれ。
上映されるのは1986年の映画「白いたてがみのライオン~大作曲家ヤナーチェクの激しい生涯~」、監督はヤロミル・イレシュ。イレシュはなんとミラン・クンデラの最初の長編「冗談」を映画化してもいるのだとか(ほう、と思って調べれば何かは出てくるインターネットが最近少し怖いです)。映像ソフトも廃盤で、かなり見る手段が限られている作品ですからこの機会は逃せません。しかも入場無料ですし。ありがたい有難い。



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ヤナーチェクの音楽は、おそらくは少なくない人が耳にしているはず。千葉は読んでいないけど小説きっかけでジョージ・セルが指揮した「シンフォニエッタ」が流行ったこともありましたし。でも彼は、クンデラの言う「小国民」(ここでは説明しませんが、”僕ら少国民”的なものではありませんよもちろん)であるが故に、その音楽が評価されているほどに知られているとは言い難い、少なくとも日本では。新国立劇場が直前に上演した「魔笛」の作曲家と比べるまでもない、同時代の作曲家と比べてみたっていい。
かく言う千葉も、ヤナーチェクの生没年(1854-1928←いま確認した)などは確認しないと正確には出てきませんし、作曲時期なども同様。そんな自分の認識を映像と音、そしてもちろん演技で少しは明瞭なものにするいい機会になるはず、そう期待して伺いますよ。千葉は昼の部に伺う予定なので、初台駅で僕と握手!(しません)

そういえば、母語が世界的にメジャーな言語ではない、というのもクンデラが検討する「小国民」性のひとつの条件だったはず。日本語もチェコ語もそうでしょうね。そんなユニークな言語を最高に活かす形で音楽を作った(または作ってしまった)ヤナーチェクの傑作に近づく前に、少しでもチェコ語の作品に触れておく、というのは悪くない。そんな軽い気持ちで見に行ってみては如何でしょう。

本日はとりあえずここまで。ではごきげんよう。

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