2016年4月23日土曜日

書きました:ジョナサン・ノット&東京交響楽団、今度は声楽作品で魅せる~リハーサルレポート

こんにちは。千葉です。

もう本日の公演の話なので手短に。寄稿した記事の紹介です。

●ジョナサン・ノット&東京交響楽団、今度は声楽作品で魅せる~リハーサルレポート

東京交響楽団創立70周年シーズンの開幕を、新国立劇場に登場する時期とも重なったおかげで連続的に取材させていただきまして、その経験を受けていま、千葉からみんなに言いたいことがありまーす!
(なーにー?←幻聴)

不幸な偶然ではあるのだけれど、いまこのプログラムを聴くことには意味があります。だからお願い、ミューザでもサントリーでもいいので聴きに行ってくださーい!
(たぶんミューザのほうがチケットは買いやすい、今日だけど)

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東京交響楽団について、以前は「プログラムに乗った曲に興味があって、会場に足を運んで裏切られることはほぼない」、そんなオーケストラが近くにあることのありがたさを強く感じていました。このオーケストラの場合、前任のスダーン時代のレパートリー的にモーツァルトなどの古典でいい演奏をしているイメージがあると思うんですが、あの頃だってラヴェルとかなかなかいい演奏してたんですよ?先日共演したキタエンコとのショスタコーヴィチ(第七番)、新国立劇場での「ムツェンスク郡のマクベス夫人」あたりを思い出せばこの認識にも同意いただけるのではないかなと。

ですが最近は、聴いた公演で自分が期待していく以上のものを受け取って帰ってこれる、そんな団体に成長されているように感じます。特に例をあげれば、新国立劇場での「イェヌーファ」、そして今月の定期はいずれもマイ・ベストの列に入れておきたいものでした。今日明日の演奏会もその列に入ってくることでしょう、リハーサル二日目を取材して確信があります。

なので、ですよ。今日なら全席種の当日券が出るとのことですから、ぜひミューザへ。サントリーホールも素晴らしいホールだけれど、彼らが本拠地で作り上げたサウンドをぜひその場で、いわば「産直」状態の音を聴いてみてほしいんです。先日のオペラシティシリーズも含めた感想的なものは後で書きますが、ミューザ川崎シンフォニーホールで聴くジョナサン・ノット&東京交響楽団は最高なんです。

べた褒めで何のひねりもありませんけれど、いまこれだけ状態のいいアンサンブルが、これだけ考えられたプログラムで最高の演奏を聴かせてくれそうなのだから変化球を投げる必要はないでしょう。お時間の都合がつく方、ぜひ。

※追記
大事なことをひとつ忘れていました。今回の公演、字幕はないのでできたら早めにご来場されて、プログラムに記載されている対訳に目を通されるのがよろしいかと。ミューザはまだ客席明るいですけど、サントリーホールは開演中の客席で歌詞を読むのはオススメできませんから。

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ただ、ですね。本日、東京と神奈川ではオーケストラ公演が東響、N響、日本フィル、新日本フィル、読響、神奈フィル、紀尾井シンフォニエッタと同日開催です。そしてオペラが新国立劇場「アンドレア・シェニエ」(オケは東京フィル、寄稿した記事紹介は後日)とアルテリッカしんゆりの「愛の妙薬」(藤原歌劇団公演)があるという、何かの特異日です。なんなんでしょうね、こういうの。>リンク先参照

そんな具合なので、もし「ミューザ川崎シンフォニーホールは無理…」と思われた方は仕方ない、お近くの演奏会にぜひお運びくださいませな。

そうそう、今このときに聴く「ドイツ・レクイエム」は特別なものになると千葉は予感しておりますが、名古屋の合唱団グリーン・エコー様も本日この曲を演奏されます。指揮は広上淳一、オケは名古屋フィル。会場は千葉も一度だけうかがった愛知県芸術劇場コンサートホール。近隣の方はそちらもぜひ。

ということであまり短くもない記事はこれにて。ではミューザ川崎シンフォニーホールで僕と握手!

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