2016年11月23日水曜日

書きました:《ナクソス島のアリアドネ》のゲネプロが行われました———”二本の導きの糸”「芸術家が抱える問題」「変容」はどう視覚化されるのか?

こんにちは。千葉です。


寄稿した記事の紹介です、そしてこの舞台はオススメです(肩が抜けるくらいの速球)。


今年、作曲されて100年となる「ナクソス島のアリアドネ」第二版(最初のヴァージョンは演劇を組み込んだものだけれど、初演から成功しておらず、現在でも録音も数少ない)が、先日のウィーン国立歌劇場来日公演に続いて東京二期会により上演されます。その記者会見も先日紹介しましたが、開幕を前に報道、関係者に公開されたゲネプロを拝見し、そのレポートを書きました次第。

ウィーンの舞台が最高に磨き上げられた繊細なフェイク(ラヴェルの作品がそういう性格を持つのと同様に)だったとしたら、ライプツィヒで創り上げられたこの舞台はより生々しい劇として企図されたもののように感じます。演出のカロリーネ・グルーバー、指揮のシモーネ・ヤングと、プロダクションの軸となるメンバーがほぼ一ヶ月の稽古をつけてきた舞台はスキがなく仕上がっています。見る方も聴く方も情報量が多くて、気を抜いてしまうのはもったいない上質の舞台です。

この日、歌はさすがにそれぞれに調整込みで確認をされていただろうと思うのですが、東響の四十名弱のメンバーを率いるマエストラの迫力を見るに、もしかすると本公演に劣らない歌唱だったかも、です。シモーネ・ヤング、先日の客演指揮者としてのコンサートとはかなり力の入り方が違った模様で、千葉としても「こっちが本領か」と感じて気が早くも他の演目も聴いてみたくなりました。

と、先の妄想はさておいて、本日開幕します、東京二期会の「ナクソス島のアリアドネ」。本日のみ早めのソワレ、あとは全日程マチネ公演ですので日程をご確認くださいませ、お間違いになりませぬよう。(詳しくは東京二期会のサイトでどうぞ

ではひとまずこれにて、ごきげんよう。

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