2017年1月20日金曜日

直木賞に恩田陸「蜜蜂と遠雷」選ばれる

こんにちは。千葉です。ニュースのご案内。

●恩田陸 「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎特設サイト)

昨日発表された第156回直木賞を受賞した、恩田陸最新作です。ピアノの国際コンクールを舞台にした小説ということで、ここにも紹介しておきます。……が、残念ながら未読なのでこれ以上のコメントは差し控えます(笑)。

せっかくだからお得な情報くらいは用意しましょう、そうしましょう。

版元の幻冬舎プラスとナクソス・ミュージック・ライブラリーの協力で、作中のコンクールを再現できるプレイリストが24日まで無料公開中とのこと>詳しくはリンク先でご確認ください
リストを見るに、20世紀の作品までで終わっているのはちょっと意外にも思えますね。作曲者の名を冠したコンクールならともかく、総合的な国際コンクールで現代作品なしというのは参考とされたコンクールにならったのかな?とか思ったりしなくもないのですが、マニアさんの戯言なのでお気になさらず。

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北村薫さんが受賞したときにも思ったのですが、いちおうは新人賞扱いの直木賞に選ばれるべき対象というのはどのへんまでが許されるものなんでしょうね。ツツイストだった私はこの賞のニュースを見るとどうしても「大いなる助走」を思い出してしまうのですよ、そしてもちろん後年筒井さんがこの話を蒸し返したら「もうあなたが賞を授ける方でしょうに」と言われたことも。恩田陸を新人賞の対象に選び得たのは前世紀のうちだったんじゃないの?というまぜっかえしもいちおうしておきますね。

ではひとまずこれにて。ごきげんよう。


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