2017年2月18日土曜日

アンドレア・バッティストーニ、「題名のない音楽会」に再登場

こんにちは。千葉です。

いよいよアンドレア・バッティストーニ月間とでも言えそうな一ヶ月が始まります。以前ご案内した、東京フィルハーモニー交響楽団の特集サイトぶらあぼANNEXに続く記事も出ております!

まずはその一。以前観覧してきた公開収録がいよいよ19日(日)の午前9時より放送されますのでご案内します。

●題名のない音楽会 2500回記念(3) 祝典の音楽会

「題名のない音楽会」は1964年の放送開始から一時中断から放送局の移動など、紆余曲折を経ながらも2500回もの放送をしてきました。今月放送分はその記念として、特別なゲストや演奏会を放送していますが、19日と26日は私も伺ってきた演奏会が放送されます。
コンサート前半にあたるのが19日放送分、「祝典の音楽祭」のタイトルに合わせてバッティストーニと東京フィルハーモニー交響楽団が演奏した曲はベートーヴェンの交響曲第九番から、終楽章後半です(声楽が入る直前から)。すでに年末の第九でも演奏し、そのレコーディングもリリースされているこの曲、彼の見解は2年半前にこんな風に語ってくれています。



そんな彼らは今回、プロジェクションマッピングとの共演というチャレンジに挑んでいます。サントリーホールのオルガンの高さに、音楽に同調させた映像を投影しての演奏は如何なるものか、まずはご覧あれ。

…ここでこぼれ話を一つ。この演奏会の後半(次回放送分)は出番が終わっていたバッティストーニ、「会場で聴いていく」と聞いてはいたのですが。なんと私のお隣でした。二度のインタヴューで覚えてもらっていたのですけれど、それとこれは別なのであの、とても緊張しました。どうでもいい話ですみません(笑)。

そしてこの次には異種格闘技戦的なコンサートに登場します。いつも「ジャンルにとらわれないで、ポップスやロックを聴いている皆さんもぜひクラシックも聴いてみて」と語っている彼が登場するのはこのイヴェント。

●爆クラ!presents ジェフ・ミルズ×東京フィルハーモニー交響楽団×バッティストーニ クラシック体感系II -宇宙と時間編-

年が明けてからチケットも発売された公演ですが、とくにクラシック音楽ファンの皆さまはこの公演にお気づきでしょうか。以前も東京フィルハーモニー交響楽団と共演したジェフ・ミルズ(DJ)が、今度は新譜「PLANET」を引っさげてバッティストーニと共演する、という注目のイヴェントです。



DJとのコラボ、と言われてもピンとこない皆さま、後半のプログラムならいかがですか。これですよ。

ジョン・アダムズ:ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
ドビュッシー:月の光
リゲティ:ポエム・サンフォニック(100台のメトロノームのための)
黛敏郎:BUGAKU(舞楽)より 第二部

まさかのリゲティのあれ(としか言いようがない)が取り上げられる他も気になりませんか。バッティストーニの黛とか聴きたくなりませんか。22日(水)は大阪のフェスティバルホール、25日(土)は渋谷のBunkamuraオーチャードホールですよ。詳しくは公式サイトでチェキラッ(似合わないからやめなさい)

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そして3月には以前インタヴューを紹介した定期演奏会、そして「平日の午後のコンサート」(これはロシアプロですね←説明はしないスタイル)に登場します。
ということで、この間約一ヶ月にバッティストーニと東京フィルはいくつもの演奏会に登場しますので、この機会にぜひ、どこかひとつでも!聴いていただければきっと、この先長くつきあっていけるだろうこの若い才能の可能性を感じていただけると思うので。

なお、本日はこちらの公演がありました。


そして明日は磐田公演(チケット完売)。えっと、時系列に整理しますね。

2/18 ヴェルディ:レクイエム(新宿文化センター)
2/19 ドヴォルザーク:交響曲第九番 ホ短調(静岡・磐田)
2/22 爆クラ(大阪・フェスティバルホール)
2/25 爆クラ(渋谷・Bunkamuraオーチャードホール)
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3/12 定期・チャイコフスキー:交響曲第六番 ロ短調(渋谷・Bunkamuraオーチャードホール)
3/13 定期・チャイコフスキー:交響曲第六番 ロ短調(初台・東京オペラシティ コンサートホール)
3/15 平日の午後のコンサート・チャイコフスキー:交響曲第六番 ロ短調(初台・東京オペラシティ コンサートホール)

で、東京フィル以外にも3月18日に仙台フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会に初登場します。昔お世話になった仙台フィルとのご縁も上手くいきますように、と南の方から公演の成功をお祈り申し上げます。

怒涛の一ヶ月のあと迎える来シーズンには大阪フィルへの登場や、各地での「アイーダ」にも登場しますから各地の皆さまも彼の演奏に触れる機会が増えるでしょう。今年の4月には著作の日本語版刊行も予定されており、とこれからアンドレア・バッティストーニはこれまで以上に日本各地で活躍してくれます。ぜひコンサートで実際に、というのが一番私から申し上げたいことですが、その前にまずはTVを!です。…長くてすみません(笑)。

なお、本日から配布が始まった「ぶらあぼ」誌には新シーズンについてのインタヴューを掲載いただいています。Webサイトからもご覧いただけますので、ぜひ。

そんなわけでこの文はここまで。ではまた、ごきげんよう。


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