2017年2月14日火曜日

書きました:東京二期会オペラ劇場「トスカ」<プレソワレ>レポート

こんにちは。千葉です。

寄稿した記事のご紹介。公演本体も今週ですので、ノーチェックだった皆さんは私の記事でもいいし、公式サイトからでもいいから公演情報を確認してくださいね!

●「原点回帰」。1900年1月にローマ歌劇場で行われた初演のプロダクションに遡り、作品そのものの真の姿に迫る———東京二期会オペラ劇場《トスカ》2月15日(木)に開幕

プレイヴェントのレポートです。記事に詳しく書きましたが、近日開幕する東京二期会オペラ劇場の「トスカ」はローマ歌劇場のプロダクションで上演されます。演出のアレッサンドロ・タレヴィ(南アフリカ出身)は、ローマで演出するローマゆかりのオペラをローマの歌劇場で行われた初演にまで差し戻して、作品そのものの生まれた辞典まで差し戻してこの名作を”試し”、その賭けに勝利したようなのです。その舞台は、ローマ歌劇場が部分的に見せてくれています。



この明るく、色彩豊かな舞台は現実のローマを参照することで生まれたという話を、短くまとめたのが私の記事です。タレヴィは東京二期会のキャストにもご満悦で、ローマの外の舞台でこの演出をかけられることをとても喜んでいたことを付記します。

なお、今回指揮するダニエル・ルスティオーニについては昨年東京交響楽団に登場した際にレヴューしていますので、そちらもよろしければご参照ください。演奏していない時間も人目を引く彼、オペラの現場でどのような音楽を聴かせてくれるのか、というのも間違いなく今回の焦点のひとつです。「蝶々夫人」や「悲愴」とは違う性格のオペラで、彼と都響は何を聴かせてくれるのか、乞うご期待です。



もちろん、東京二期会のキャストの皆さまにも期待ですが、まだその声を聴いていませんので私からはまだ何も申しようがない。好演を期待しましょう。

※18日追記。16日&19日公演でスカルピア役に予定されていた直野資は体調のためキャンセルとなりました。16日は増原英也(カヴァーキャスト)が、最終日となる19日には15日&18日に同役で出演した今井俊輔が同役を演じます。詳しくは東京二期会のサイトでご確認くださいませ。

ではまた、ごきげんよう。

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